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ブロンズ姫はグラプトセダム属で、グラプトペタルム属とセダム属の属間交配種です。
「グラプトペタルム属 朧月(おぼろづき)」と「セダム属 玉葉(たまば)」の交配種。
葉っぱは不思議な色をしていて、紅葉すると色がどんどん濃くなっていきます。
ブロンズ色というよりは、赤銅色(しゃくどういろ)が近いように思いますが、「赤銅姫」なんてかわいくないですもんね・・
ツヤツヤです。
日照不足でなくても、わりと茎が伸びやすい特徴があります。
茎立ちした姿も個性があって、面白くてかわいいです。
別名「ベ(ヴェ)ラヒギンズ」や「アルペングロウ」とも呼ばれることがあるようですが・・
しかし、「ベ(ヴェ)ラヒギンズ」は「秋麗」の別名ともいわれ・・見た目は「ブロンズ姫」に近いように思います。
が、さらに調べていくと、「姫秋麗」そっくりの「ベ(ヴェ)ラヒギンズ」も出てきました・・
「グラプトセダム属アルペングロウ」は、見た目は「ブロンズ姫」のようです・・でも別物かも・・
カランコエ属に「アルペングロー」という種類もありますが、これは全くの別物。
何が何やら・・ですね。
[↻ 2023.07.31 記事更新]
グラプトセダム属「ブロンズ姫」の基本情報 ~暑さに強く寒さにも比較的強い~
ベンケイソウ科グラプトセダム属 ブロンズ姫(Graptosedum ‘Bronze’)
自生地:中央アメリカ
タイプ:春秋型
生育期は、春と秋。
夏は半休眠期で、冬は休眠期となります。
1年通して外管理でかまいませんが、真夏と真冬の管理には気をつけます。
暑さ寒さには比較的強いですが、高温多湿の環境は避けましょう。
真夏の強い直射日光が1日中当たり続けるところは避け、移動させるか遮光シートなどで調節してあげます。
梅雨の長雨時期は長期間雨ざらしにならないように気をつけます。
鉢の中の土が長い期間湿った状態がつづくようだと、弱ってしまうこともあります。
冬の寒さにも比較的強いですが、霜や雪がかかったままになり凍結してしまうと、枯れてしまうこともあります。
ビニールやダンボールなどで囲いを作ってあげるか、屋内に入れてあげましょう。
私は西日本で、雪も滅多に降らない環境なので、1年通して外の軒下に置いています。
屋内や簡易のビニールハウスに入れたこともありません。
◆多肉植物の置き場所について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓
多肉植物の置き場所~ポイントは日当たり・風通し・温度~ - 多肉植物いやされ生活
ブロンズ姫の育て方~植え替え・用土・水やり肥料・増やし方・病害虫~
ブロンズ姫の植え替え時期と方法は?
植え替えは2~3年に1回。
適期は生育期の春と秋。
植え替えする数日前から水やりはストップして、土が乾燥した状態にしておきます。
同じ鉢もしくはひと回り大きい鉢に植え替えます。
古い土を3分の2くらい落として、古い根っこは取り除き、伸びすぎている根っこは清潔なハサミでカットします。
カットした場合は、切り口が乾くまで乾燥させましょう。
(1)鉢底石を入れる(鉢底穴が大きい鉢のときは鉢底ネットを置いてから)
(2)用土を鉢の3分の1くらいまで入れる
(3)株が鉢の真ん中にくるように、根っこが広がるように、植えつけていく
(4)根っこの間にしっかり土が入るように入れていく
※ピンセットや割り箸などで土をやさしく突きながらすると上手くいきます
(5)鉢を地面にトントン当てて土をなじませる
植え替え後は明るい日陰に置き、2~3日経ってから茶色い水が鉢底から流れ出なくなるくらいまで水やりします。
最初の水やりが終わって1週間くらい経ってから、今までの置き場所に戻し、今までの管理方法を続けましょう。
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多肉植物の植え替え ~適した時期と方法~ - 多肉植物いやされ生活
ブロンズ姫に合うのはどんな用土?
乾燥好きなので、水通り・水はけのいい土を使います。
市販の『サボテン・多肉植物の土』をメインに、赤玉土(小粒)や鹿沼土(細粒~小粒)を配合したものや、砂や軽石を混ぜてもいいでしょう。
多肉植物専用用土だけでもかまいません。
◆多肉植物の土について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓
多肉植物の基本的な育て方~合う土、合う鉢、便利用具~ - 多肉植物いやされ生活
ブロンズ姫の水やりと肥料はどうすればいいの?
生育期の春と秋は、土の表面が乾いて2~3日経ってから鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげます。
肥料は、お持ちの液体肥料のパッケージに記載されている希釈率よりも薄めたものを、2週間に1回程度与えます。
半休眠期の夏と梅雨時期の水やりは控えめに、土の表面が乾いて1週間くらい経ってから、鉢の中の土が完全に乾いてからあげましょう。
乾かないうちにあげてしまうと多湿の原因になります。
水をあげるときは、鉢底から流れ出るくらいたっぷりすることで、土の中にたまった老廃物や雑菌を洗い流し、土の中の風通しがよくなります。
夏の水やりは、気温が落ち着いてくる夕方以降にあげます。
肥料は与えなくてもかまいません。
冬は休眠期になるので、水やりは控えめに月1~2回程度、水の量も控えめにあげます。
冬の水やりは、晴れた日の午前中から日中の暖かいときにかけてあげましょう。
肥料は一切与えなくてかまいません。
◆多肉植物の水やりと肥料について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓
ブロンズ姫を増やすにはどうすればいい?
「挿し木・挿し芽」「葉挿し」で増やすことができます。
適期は生育期の春と秋。
ブロンズ姫は茎が伸びやすいので、「挿し木・挿し芽」をする場合は、伸びている茎や脇芽を切り取り、風通しのよい明るい日陰で切り口を乾燥させてから新しい土に植えつけます。
このとき、土に挿す1~2センチくらいのところに葉っぱがついているようなら、丁寧にもぎ取って葉挿しにしましょう。
2週間くらいで根っこがでてくるので、水やりをして日当たりと風通しのよい場所に置いてあげましょう。
元株のほうは切ったあと1週間くらい風通しのよい明るい日陰に置いてあげ、水やりは通常通りします。
「葉挿し」の場合は、新しい土の上に葉っぱを置いておくだけです。
適期以外でも、のいてしまった葉っぱがあれば土の上に置いておきましょう。
成功率はとても高いです。
ただし、葉っぱの付け根部分がないと根っこや新芽は出てきません。
根っこがでてきたら、根っこに土をかけ、霧吹きや水差しで根っこ部分に水やりをします。
親葉がなくなれば、日当たりと風通しのよい場所に置き、1つの新しい株として管理していきます。
◆多肉植物の増やし方について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓
多肉植物の増やし方~株分け・挿し木芽・葉挿し・胴切り~ - 多肉植物いやされ生活
ブロンズ姫がかかりやすい病気や害虫は?
水のあげすぎなどで起こる根腐れに気をつけましょう。
害虫は、コナカイガラムシやワタムシ、ハダニがつくことがあるみたいです。
◆多肉植物の病害虫について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓
多肉植物にやってくる害虫と、かかりやすい病気!駆除と対処の方法 - 多肉植物いやされ生活
ブロンズ姫の属って?
ブロンズ姫のことを書こうと、いろいろ検索していると、紹介されている属名が違っていることに気づきました。
あるサイトでは「グラプトペタルム属ブロンズ姫(Graptopetalum ‘Bronz’)」、別のサイトでは「グラプトセダム属ブロンズ姫(Graptosedum ‘Bronze’)」。
どっちが正しいのでしょう・・
しかも、「グラプトペタルム属」で紹介されているところでは、学名のブロンズのところの最後の「e」がないのです。
何故だぁ・・
私の愛読書では「グラプトセダム属」で紹介されているので、私のブログではこっちで紹介しています。
↓ 愛読書 ↓
さいごに
どれが正しいのか結局よく分かりませんが、「グラプトセダム属ブロンズ姫」を信じます。
ブロンズ姫は黄色い花を咲かせるみたいなので、いつか咲かせて見てみたいです。
先日書いた【コチレドン属『熊童子』『熊童子錦』の植え替え(3月)】の、「熊童子錦」の植え替え後の写真を撮りましたので載せています。
かわいいので、よかったら見てください。
shokubutu-taniku.hatenablog.com