多肉植物いやされ生活

見ているだけで気持ちが落ち着く。かわいいかわいい多肉植物!

フェルトのような手触りの多肉植物『ミロッティ』の基本情報や育て方

カランコエ属「ミロッティ」の葉っぱは、短い産毛が生え、フチが少しギザギザしていて、平らな形をしています。

色は優しい緑色・・薄い緑色といったほうがいいでしょうか。黄緑とは違います。

秋が深まってくると紅葉もしてきます。

 

フェルトのような手触りが気持ちいいカランコエ属「ミロッティ」を紹介します。

 

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[↻ 2023.08.14 記事更新]

 

カランコエ属「ミロッティ」の基本情報 ~産毛多肉のなかでも短い産毛~

ベンケイソウ科カランコエ属 ミロッティ(Kalanchoe millotii)

自生地:南アフリカマダガスカル

タイプ:夏型(春秋型に近い)

 

夏が生育期で、暑さには強いですが、真夏の高温多湿と直射日光には気をつけましょう。

真夏の強い直射日光が長時間当たりつづけると、葉焼けを起こしたり葉っぱが落ちてしまったりすることがあります。

風通しがいい明るい日陰に移動させるか、遮光シートなどで調節しましょう。

産毛が生えているので、梅雨の長雨時期は長時間雨が当たらないようにしてあげます。

 

休眠期の冬は苦手で、寒さや凍結には注意が必要です。

5度を下回る日が続いたり、霜や雪がかかったままになったりすると弱ってしまうことがあります。

寒さで下葉が枯れ落ちてしまうこともあります。

 

多肉植物の置き場所について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の置き場所~ポイントは日当たり・風通し・温度~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

 

ミロッティの育て方~植え替え・用土・水やり肥料・増やし方・病害虫~

ミロッティの植え替え時期と方法は?

植え替えは2~3年に1回。

適期は春から夏の初めころ。夏の終わりから秋先でも大丈夫です。

土が乾燥している状態のときにします。

 

同じ鉢もしくはひと回り大きい鉢に植え替えます。

 

根鉢を3分の2くらいくずし、古い根っこは取り除き、伸びすぎている根っこは清潔なハサミでカットします。

カットした場合は、切り口が乾くまで乾燥させます。

 

(1)鉢底石を入れる(鉢底穴が大きい鉢のときは鉢底ネットを置いてから)

(2)用土を鉢の3分の1くらいまで入れる

(3)株が鉢の真ん中にくるように、根っこが広がるように、植えつけていく

(4)根っこの間までしっかり土が入るように入れていく

   ※ピンセットや割り箸などで土をやさしく突きながらすると上手くいきます

(5)鉢を地面にトントン当てて土をなじませる

 

植え替え後は明るい日陰に置き、2~3日経ってから茶色い水が鉢底から流れ出なくなるくらいまで水やりします。

最初の水やりが終わって2週間くらい経ってから、今までの置き場所に戻し、今までの管理方法を続けましょう。

 

多肉植物の植え替えについて詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の植え替え ~適した時期と方法~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

ミロッティに合うのはどんな用土?

水通り・水はけのいい土を使います。

市販の『サボテン・多肉植物の土』をメインに、赤玉土(小粒)や鹿沼土(細粒~小粒)を配合したものや、砂や軽石を混ぜてもいいでしょう。

多肉植物専用用土だけでもかまいません。

 

多肉植物の土について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の基本的な育て方~合う土、合う鉢、便利用具~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

ミロッティの水やりと肥料はどうすればいいの?

春から秋のはじめにかけては、土の表面が乾いて2~3日経ってから鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげます。

鉢の中の土が完全に乾いていることを確認してから水やりします。

乾かないうちにあげてしまうと、多湿の原因になります。

水をあげるときは、鉢底から流れ出るくらいしましょう。

たっぷり水やりすることで、土の中にたまった老廃物や雑菌を洗い流し、土の中の風通しがよくなります。

夏の水やりは、気温が落ち着いてくる夕方以降にあげることで、蒸れの原因を軽減できます。

肥料は、お持ちの液体肥料のパッケージに記載されている希釈率よりも薄めたものを、2週間に1回程度与えます。

 

冬は休眠期なので、水やりは控えめにします。

月に1回程度、水の量も控えめに。

このときも、鉢の中の土が完全に乾いていることを確認してからあげます。

冬の水やりは、晴れた日の午前中から日中の暖かいときにかけましょう。

肥料は一切与えなくてかまいません。

 

多肉植物の水やりと肥料について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の水やりと肥料の与え方 - 多肉植物いやされ生活

 

 

ミロッティを増やすにはどうすればいい?

「挿し木・挿し芽」か「葉挿し」で増やすことができます。

適期は春から夏にかけて。秋もできます。

 

「挿し木・挿し芽」をする場合は、伸びている茎や脇芽を清潔なハサミで切り取り、風通しのよい明るい日陰で切り口を乾燥させてから新しい土に植えつけます。

土に挿す1~1.5センチくらいのところに葉っぱがついているようなら、丁寧にもぎ取って葉挿しにしましょう。

2~3週間経ってから水やりをします。

水やりを開始してから、日当たりと風通しのよい場所に置いてあげましょう。

 

ミロッティの「葉挿し」は、新しい土の上に葉っぱを置いておくだけです。

一般的に難しいといわれているようですが、できます。

適期以外でも、のいてしまった葉っぱがあれば土の上に置いておきましょう。

風通しのよい明るい日陰でします。

根っこがでてきたら、根っこに土をかけ、霧吹きや水差しで少しだけ水やりをします。

親葉がなくなれば、日当たりと風通しのよい場所に置き、1つの新しい株として管理していきます。

 

多肉植物の増やし方について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の増やし方~株分け・挿し木芽・葉挿し・胴切り~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

ミロッティがかかりやすい病気や害虫は?

水のあげすぎなどで起こる根腐れを起こすようです。

害虫はつきにくいですが、アブラムシやコナガイガラムシがつくみたいです。

 

多肉植物の病害虫について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物にやってくる害虫と、かかりやすい病気 ~駆除と対処の方法~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

 

さいごに

カランコエ属「ミロッティ」は鐘型で白っぽい黄緑色の小さな花を咲かせるようです。

私の「ミロッティ」はまだ花を咲かせたことはありません。

いつか咲かせてくれるといいなぁ・・

 

ちなみに、セダム属にも「ミロッティ」という種類がありますが、「ロッティ」という名前で販売されていたりもします。

セダム属「ミロッティ」の葉っぱは厚みがあり、ツルっとしていて、うっすら粉をまぶしたかんじです。

やっぱり多肉植物の名前って・・ややこしい。

 

 

私のミロッティ ↓ 

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