多肉植物いやされ生活

見ているだけで気持ちが落ち着く。かわいいかわいい多肉植物!

不思議な姿の多肉植物『ゴーラム/宇宙の木』の基本情報や育て方

多肉植物クラッスラ属の「ゴーラム」は、別名『宇宙の木』といいます。

その名前に惹かれて、私が自分で購入した最初の多肉植物です。

この多肉植物クラッスラ属「宇宙の木」との出会いから、私の多肉生活が始まりました。

 

クラッスラ属「ゴーラム」の葉っぱはツヤツヤとしていて肉厚な棒状で、その先端はお皿みたいにヘコみがあります。

冬になり紅葉してくると、先端のフチに沿って赤っぽく色づいてきて、何とも不思議なかわいさに。

 

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クラッスラ属「金のなる木」の変種で、別名には「宇宙の木」「招金花月」「コスモプランツ」「ゴーレム」があります。

また、この「ゴーラム」の変種として、「ビッグホーン」という種類があり、ゴーラムに比べると葉っぱの肉厚感が平ら。

似た種類に「ホビット」というのもあります。

ちなみに・・ハオルチア属にも「ビッグホーン」という種類があるようで・・

多肉植物の名前って・・やっぱり、ややこしい。

 

[↻ 2023.08.02 記事更新]

 

クラッスラ属「ゴーラム」の基本情報 ~別名「宇宙の木」~

ベンケイソウ科クラッスラ属 ゴーラム(Crassula portulacea ‘Golum’)

自生地:南アフリカ

タイプ:夏型

 

生育期は、春から秋のはじめにかけてで、冬が休眠期となります。

夏型ですが、真夏は強い直射日光が長時間当たる場所は避けて置きます。

真夏は、長時間直射日光が当たらない場所に移動させるか、遮光シートなどで屋根を作ってあげてもいいでしょう。

 

梅雨の長雨時期は長期間雨ざらしにならないようにしてあげます。

軒下など屋根のある場所に移動させるか、雨が当たらないように雨避けを作ってあげるといいでしょう。

 

「金のなる木」の仲間たちは基本的に、初心者でも育てやすい丈夫な仲間たちです。

が、休眠期の冬は凍結に注意が必要です。

3度を下回る日が続くようなら対策してあげます。

霜や雪がかかったままになってしまったり、強い冷気に長くさらされたりすると、弱ってしまうことがあります。

ビニールやダンボールなどで囲いを作ってあげるか、屋内に入れてあげましょう。

私の「ゴーラム」は1年通して軒下の外管理で、台風のときや雪の降るような日は玄関に入れています。

 

多肉植物の置き場所について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の置き場所~ポイントは日当たり・風通し・温度~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

 

ゴーラムの育て方~植え替え・用土・水やり肥料・増やし方・病害虫~

ゴーラムの植え替え時期と方法は?

植え替えは2~3年に1回。

適期は春から初夏にかけて。

 

植え替えする数日前から水やりはストップして、土が乾燥した状態にしておきます。

同じ鉢もしくはひと回り大きい鉢に植え替えます。

 

古い土を3分の2くらい落として、古い根っこは取り除き、伸びすぎている根っこは清潔なハサミでカットします。

カットした場合は、切り口が乾くまで乾燥させます。

 

(1)鉢底石を入れる(鉢底穴が大きい鉢のときは鉢底ネットを置いてから)

(2)用土を鉢の3分の1くらいまで入れる

(3)株が鉢の真ん中にくるように、根っこが広がるように、植えつけていく

(4)根っこの間にしっかり土が入るように入れていく

   ※ピンセットや割り箸などで土をやさしく突きながらすると上手くいきます

(5)鉢を地面にトントン当てて土をなじませる

 

植え替え後は明るい日陰に置き、植え替えて2~3日経ってから、茶色い水が鉢底から流れ出なくなるくらいまで水やりします。

最初の水やりが終わって2週間くらい経ってから、今までの置き場所に戻し、今までの管理方法を続けましょう。

 

多肉植物の植え替えについて詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の植え替え ~適した時期と方法~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

ゴーラムに合うのはどんな用土?

乾燥好きなので、水通り・水はけのいい土を使います。

市販の『サボテン・多肉植物の土』をメインに、赤玉土(小粒)や鹿沼土(細粒~小粒)を配合したものや、砂や軽石を混ぜてもいいでしょう。

多肉植物専用用土だけでもかまいません。

 

多肉植物の土について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の基本的な育て方~合う土、合う鉢、便利用具~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

ゴーラムの水やりと肥料はどうすればいいの?

夏型ですが、ほぼ春秋型と同じ考え方でいいです。

 

春から秋にかけては、土の表面が乾いて2~3日経ってから鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげます。

梅雨時期から真夏の間の水やりは控えめに、土の表面が乾いて1週間くらい経ってから、鉢の中の土が完全に乾いてからあげましょう。

乾かないうちにあげてしまうと多湿の原因になります。

水をあげるときは、鉢底から流れ出るくらいたっぷりすることで、土の中にたまった老廃物や雑菌を洗い流し、土の中の風通しがよくなります。

夏の水やりは、気温が落ち着いてくる夕方以降にあげます。

肥料は、お持ちの液体肥料のパッケージに記載されている希釈率よりも薄めたものを、2週間に1回程度与えます。

 

冬は休眠期になるので、水やりは控えめに月1回程度、水の量も控えめにあげます。

冬の水やりは、晴れた日の午前中から日中の暖かいときにかけてあげましょう。

肥料は一切与えなくてかまいません。

 

多肉植物の水やりと肥料について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の水やりと肥料の与え方 - 多肉植物いやされ生活

 

 

ゴーラムを増やすにはどうすればいい?

「挿し木・挿し芽」か「葉挿し」で増やすことができます。

適期は春から初夏にかけて。夏の終わりから秋にかけてもできます。

 

「ゴーラム」は茎を伸ばして大きく広がっていくので、「挿し木・挿し芽」をする場合は、伸びている茎や脇芽を切り取り、風通しのよい明るい日陰で切り口を乾燥させてから新しい土に植えつけます。

土に挿す1~1.5センチくらいのところに葉っぱがついているようなら、丁寧にもぎ取って葉挿しにしましょう。

適期に作業したときは、早ければ2~3週間で根っこがでてくるので、水やりをします。

水やりを開始してから、日当たりと風通しのよい場所に置いてあげましょう。

 

「葉挿し」の場合は、新しい土の上に葉っぱを置いておくだけです。

葉っぱが筒状で、どっちが表?ってかんじなので、とりあえず土の上に転ばせておきます。

場所は、風通しのより明るい日陰がいいでしょう。

生育期以外でも、のいてしまった葉っぱがあれば土の上に転ばせておきましょう。

ただし、葉っぱの付け根部分がないと根っこや新芽は出てきません。

根っこがでてきたら、根っこに土をかけ、霧吹きや水差しで少しだけ水やりをします。

そのうち新芽が出てきて、親葉がなくなれば、日当たりと風通しのよい場所に置き、1つの新しい株として管理していきます。

 

多肉植物の増やし方について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の増やし方~株分け・挿し木芽・葉挿し・胴切り~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

ゴーラムがかかりやすい病気や害虫は?

水のあげすぎなどで起こる根腐れや、真冬の寒さで凍結して腐ることがあるようです。

害虫はつきにくいですが、コナカイガラムシがつくことがあるみたいです。

 

多肉植物の病害虫について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物にやってくる害虫と、かかりやすい病気 ~駆除と対処の方法~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

 

さいごに

クラッスラ属「ゴーラム」は葉っぱの先端のヘコみが、月のクレーターに似ているため、和名で「宇宙の木」と呼ばれるようです。

このほかの説もあるようです。

大きく育つと、薄いピンク色で“星型”の花を咲かせるため、とか。

 

この多肉植物との出会いによって、多肉植物を集めるようになりました。

今でも元気に育ってくれていて、これからもずっと元気に育てていきます。

剪定して増やしてもいいのですが、樹形が気に入っていて、切ったことはありません。

そのかわり、葉挿しで子株が増えました。

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私のゴーラムです。

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上から見た樹形