ガステリア属『子宝(こだから)』のはじめての子株!基本情報と育て方も紹介
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ガステリアという属名は、咲く花の形が胃(gaster)の形に似ているということでついたとか。
写真で見ただけですが、確かに、似ているといえば似ています。
私のガステリア属「子宝(Gasteria gracikis var.minima)」も花を咲かせてくれると嬉しいですが、今回はじめて子株を出してくれたので紹介します。
いつか花も咲かせてくれると期待しておきます。
ガステリア属の基本情報と育て方もあわせて書いておきます。
ガステリア属「子宝(こだから)」の子株
ガステリア属「子宝」は2鉢持っていて、そのどちらも今回がはじめての子株。
株自体は3株ですが、子株を出しているのは2株です。
これは、一番大きい株の子株。
まだまだ生まれたてで小さいけれど、しっかりガステリアです。
こっちの「子宝」は、見てのとおり葉っぱがペラッペラ・・今にも枯れてきそう・・
どうやら水分・養分不足・・日照時間も足りていないようです。
なのに、子株がニョキニョキ。
もしかして、親株が『私はもうダメです・・遺伝子を残しておきます・・』という一種の自己複製らしきものが行われたとか・・
自己複製とか利己的遺伝子とか突き詰めていくと、かなりおもしろいんですよねぇ・・
・・と、また話が逸れそうなので、ガステリア属の基本情報と基本的な育て方を紹介します。
そうそう、写真を撮ったあと、栄養入りのお水をたっぷりあげました。
ガステリア属の基本情報と基本的な育て方
ガステリア属は、科名がややこしい属種のひとつ。
「アロエ科」?「ススキノキ科」?「ツルボラン科」?「ユリ科」?
「ススキノキ科」はススキノキ属だけだったのに、近い「ツルボラン科」が「ツルボラン亜科」として仲間になったみたいです。
なのでガステリア属は、「ススキノキ科ツルボラン亜科ガステリア属」と紹介されていたりもします。
ややこし・・
「ユリ科」は、もともと寄せ集めで構成されたわりと大きな科でしたが、細かく新しく分類されることになったことから、以前は「ユリ科」だったのに今は違うという種類がいくつも存在しています。
なので、従来の「ユリ科」のひとつという考え方になるのかなぁと思います。
「アロエ科」については、「アロエ科」というよりは、アロエの仲間という表現のほうが合っているのかなと。
つまりまとめると、
もともとユリ科のひとつではあったけれど、ススキノキ科ツルボラン亜科のガステリア属で、アロエの仲間でもあるよ、みたいな?
ややこ・・
自生地は南アフリカ。
日本では古くから育てられてきた種類のひとつです。
模様の入り方や形の違いといった品種改良がなされ、いくつもの園芸品種があります。
生育タイプは、夏型に近い春秋型です。
暑さにはわりと強いですが、直射日光が長時間当たるところに置いていると、葉焼けを起こします。
一年通して風通しのよい明るい日陰や、遮光30~60%の場所に置いていてもかまいません。
部屋のなかでも日光が全く当たらないところは避けましょう。
部屋の中で育てるときは、明るい窓辺などに置くようにします。
植え替えは2~3年に1回。
適期は春ですが、秋でもかまいません。
が、根腐れや根詰まりなど起こしているときは、時期を気にしないで植え替えしましょう。
水はわりと好きなのかなぁと思います。
ですが、夏と冬はあげすぎないようにしましょう。
生育期の春と秋は、土の表面が乾いて2~3日経ってから、たっぷりあげます。
梅雨時期と夏、冬は控えめに、月2回程度あげます。
増やし方は、「株分け」が一番簡単にでき、成功率も高いです。
「葉挿し」や「タネ蒔き」もできます。
適期は春と秋です。
さいごに
ガステリア属の多肉植物は、生長がゆっくりで丈夫なので、育てやすく初心者にもおすすめです。
「子宝(こだから)」は名前のとおり、子株を出しやすい種類のはずなのですが・・私の「子宝」は今回はじめての子株です。
そして、この春にはじめての植え替えをしました。
◆ガステリア属に近いハオルチアの育て方はこちらも参考にしてみてください ↓
shokubutu-taniku.hatenablog.com