セデベリア属『ダリーダール』の基本情報や育て方
多肉植物のセデベリア属「ダリーダール」は、和名「春雛(はるびな)」といいます。
「ダーリーダール」とのばしたりもします。
「ダリーダール」は、「エケベリア属 女雛(Echeveria sp.’Mebina’)」と「セダム属 銘月(Sedum adolphi)」との交配種だともいわれていますが・・定かではありません。
エケベリアとセダムのいいとこどりのセデベリアは、丈夫で育てやすく、なにより増やしやすい属種といえます。
ロゼット型がキレイな、セデベリア属「ダリーダール」について書いていきます。
[↻ 2023.07.19 記事更新]
セデベリア属「ダリーダール」の基本情報 ~葉っぱのフチがうっすら紅葉します~
ベンケイソウ科セデベリア属 ダリーダール(Sedeveria ‘Darley Dale’)
自生地:交配種
タイプ:春秋型
生育期は、春と秋。
夏は半休眠期で、冬は休眠期となります。
丈夫なので、1年通して外管理でかまいません。
ただ、蒸れやすい梅雨時期と夏、そして霜や雪の真冬の管理には気をつけます。
高温多湿の梅雨時期に、長期間雨が当たり続けないようにしましょう。
根腐れを起こす可能性があります。
真夏の強い直射日光が長時間当たり続けるところで管理する場合は、水やりの時間帯に気をつけます。
寒さには比較的強いですが、霜や雪がかかったままで、葉っぱが凍結してしまうと弱ってしまいます。
冬は3度を下回る日が続くようなら、ビニールやダンボールなどで囲いを作ってあげるか、屋内に入れてあげるといいでしょう。
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多肉植物の置き場所~ポイントは日当たり・風通し・温度~ - 多肉植物いやされ生活
ダリーダールの育て方~植え替え・用土・水やり肥料・増やし方・病害虫~
ダリーダールの植え替え時期と方法は?
植え替えは2~3年に1回。
適期は生育期の春と秋。
植え替えする数日前から水やりはストップして、土が乾燥した状態にしておきます。
同じ鉢もしくはひと回り大きい鉢に植え替えます。
古い土を3分の2くらい落として、古い根っこは取り除き、伸びすぎている根っこは清潔なハサミでカットします。
(1)鉢底石を入れる(鉢底穴が大きい鉢のときは鉢底ネットを置いてから)
(2)新しい用土を鉢の3分の1くらいまで入れる
(3)株が鉢の真ん中にくるように、根っこが広がるように、植えつけていく
(4)根っこの間にしっかり土が入るように入れていく
※ピンセットや割り箸などで土をやさしく突きながらすると上手くいきます
(5)鉢を地面にトントン当てて土をなじませる
植え替え後は明るい日陰に置き、1週間くらい経ってから茶色い水が鉢底から流れ出なくなるくらいまで水やりします。
最初の水やりが終わって1週間くらい経ってから、今までの置き場所に戻し、今までの管理方法を続けましょう。
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多肉植物の植え替え ~適した時期と方法~ - 多肉植物いやされ生活
ダリーダールに合うのはどんな用土?
乾燥好きなので、水通り・水はけのいい土を使います。
市販の『サボテン・多肉植物の土』をメインに、赤玉土(小粒)や鹿沼土(細粒~小粒)を配合したものや、砂や軽石を混ぜてもいいでしょう。
多肉植物専用用土だけでもかまいません。
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ダリーダールの水やりと肥料はどうすればいいの?
生育期の春と秋は、土の表面が乾いて2~3日経ってから鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげます。
肥料は、お持ちの液体肥料のパッケージに記載されている希釈率よりも薄めたものを、2週間に1回程度与えます。
半休眠期の夏と梅雨時期の水やりは控えめに、土の表面が乾いて1週間くらい経ってから、鉢の中の土が完全に乾いてからあげましょう。
乾かないうちにあげてしまうと多湿の原因になります。
水をあげるときは、鉢底から流れ出るくらいたっぷりすることで、土の中にたまった老廃物や雑菌を洗い流し、土の中の風通しがよくなります。
夏の水やりは、気温が落ち着いてくる夕方以降にあげます。
肥料は与えなくてもかまいません。
冬は休眠期になるので、水やりは控えめに月1回程度、水の量も控えめにあげます。
冬の水やりは、晴れた日の午前中から日中の暖かいときにかけてあげましょう。
肥料は一切与えなくてかまいません。
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ダリーダールを増やすにはどうすればいい?
「株分け」「挿し木・挿し芽」「葉挿し」で増やすことができます。
適期は生育期の春と秋。
株元に子株を出して群生するタイプです。
子株が大きくなってきたら「株分け」してあげると、株元の風通しもよくなります。
「株分け」しないで、群生した株を楽しむこともできますが、梅雨時期と夏場に株が蒸れないようにします。
「挿し木・挿し芽」をする場合は、伸びている茎や脇芽を切り取って植え付けます。
風通しのよい明るい日陰で切り口を乾燥させてから新しい土に植えつけます。
このとき、土に挿す部分に葉っぱがついているようなら、丁寧にもぎ取って葉挿しにしましょう。
植え付けてから1~2週間は、風通しがよく直射日光が当たらない明るい日陰に置いてあげます。
水やりは、植え付けてから2週間くらい経ってからあげます。
元株のほうは切ったあと1週間くらい風通しのよい明るい日陰に置いてあげ、水やりは通常通りします。
「葉挿し」の場合は、新しい土の上に葉っぱを置いておくだけです。
適期以外でも、のいてしまった葉っぱがあれば土の上に置いておきましょう。
葉っぱの付け根部分がないと根っこや新芽は出てきません。
根っこがでてきたら、根っこに土をかけ、霧吹きや水差しで根っこ部分に水やりをします。
親葉がなくなれば、日当たりと風通しのよい場所に置き、1つの新しい株として管理していきます。
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多肉植物の増やし方~株分け・挿し木芽・葉挿し・胴切り~ - 多肉植物いやされ生活
ダリーダールがかかりやすい病気や害虫は?
水のあげすぎなどで起こる根腐れに気をつけましょう。
害虫は、コナカイガラムシやワタムシがつくことがあります。
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多肉植物にやってくる害虫と、かかりやすい病気!駆除と対処の方法 - 多肉植物いやされ生活
さいごに
セデベリア属「ダリーダール」は、初心者にも育てやすい多肉植物です。
見た目がかわいく、子株をつけたばかりの姿はさらにかわいい!
ここで、私の「ダリーダール」のことを書いておきます。
昨年の4月に剪定をして植えつけた様子がこちら。
大きい株が元株の頭部分。
小さく固まっている株が元株の株元にできた子株たち。
(元株の株元・・^m^* ぷっ・・なんかおもしろい♪)
子株たち。
そして、今年の4月の様子。
頭部分も子株たちも生長しています。
頭部分の株元には・・
子株が芽吹いています♪
小さくてかわいい(*´▽`*)☆
子株たちも、ほんのり紅葉しています♪