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多肉植物が枯れる原因は何でしょうか?
多肉植物は、いろいろな原因で枯れることがあります。
病気で枯れてきたときはもちろんですが、自然現象として枯れてきたときってどうしていますか?
見つけたらすぐ取り除く?
とりあえず、様子を見るためそのままにしておく?
見つけたらすぐ取り除くことをおすすめします!
多肉植物が枯れる原因と、枯れた葉っぱを取り除く意味を書いていきます。
[↻ 2023.07.12 記事更新]
多肉植物が枯れる原因とは?
まずは、何が原因で枯れてしまうのか、です。
病気が原因の場合
病原菌に侵されてしまったときの特徴としては、葉っぱの色が枯れたように変色してきて、プヨプヨになってきます。
病気が進行すればするほど、ドロドロと溶けた状態になっていきます。
やがて株全体が枯れたようになってしまいます。
このような状態になる病気の種類としては、「根腐れ(根腐病)」、「軟腐病」、「凍傷(凍結)」などがあります。
また、「葉焼け」や「黒斑病(黒点病)」は、葉っぱが部分的に変色して、そこから新たな病気を引き起こすこともあります。
新たな病気にかからなかったとしても、傷あとは残り、変色した部分がもとに戻ることはありません。
害虫が原因の場合
害虫が原因で葉っぱが枯れるのは、アブラムシやコナカイガラムシ、根ジラミなど吸汁性害虫によるものと、ヨトウムシやナメクジなど食害性害虫によるものとがあります。
アブラムシなどによる場合は、その虫の甘露と呼ばれる排泄物が原因でカビが繁殖すると、葉っぱが黒くなる「すす病」になることがあります。
それが原因で枯れてくることも。
根ジラミは、見つけにくいため、すでに症状が進行してから気づくことが多いです。
その症状は、株に元気がない、生長を全くしない、なんだか枯れてきた・・となれば、根ジラミの可能性も・・
ヨトウムシなどによる場合は、葉っぱ自体をムシャムシャ食べてしまい、栄養がまわらなくなった葉っぱが枯れてしまうことも。
同じ食害性害虫でも、根っこを食べてしまう害虫もいます。
ネキリムシ(ヤガ科の蛾の幼虫・ヨトウムシも含まれます)やコガネムシの幼虫などです。
土の中で根っこをムシャムシャ・・
根っこがなくなってしまうと、株はどんどん衰弱して枯れてしまいます。
◆病害虫について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓
多肉植物にやってくる害虫と、かかりやすい病気!駆除と対処の方法 - 多肉植物いやされ生活
自然現象の場合
株自体は元気そのもので生長もしている、見た目に虫もついていない、けれど、下葉が枯れてきた・・
そういう場合は、自然現象と考えていいです。
枯れた葉っぱは、プヨプヨなどしておらず、パリパリに乾燥しています。
枯れて自然に取れて落ちているのも、自然現象で枯れた葉っぱです。
自然現象で起こった枯れた葉っぱの【良くない例】
まずはこちらをご覧ください・・
センペルビウム属「アルサック」です。
親株から子株がブランブランくっついています。
緑色の葉っぱに混じって、茶色い葉っぱがモサモサしています。
ちょっと大きくしてみました。
これでは、害虫が潜んでいても分かりづらいですね・・
ちぎれないように、ひとつひとつ丁寧に枯れ葉を取り除きました。
ちょっと寄ってみます。
スッキリ~!
てんとう虫さんも、なんだか嬉しそうです。
害虫もいなくて一安心。
残念なことに、2本ちぎれてしまいましたけど・・
こんな枯れ葉モサモサ状態は、良くない例だと思い、紹介しました(^x^;)
今後気をつけます・・
◆アルサックについて今まで紹介してきた記事はこちらです ↓
shokubutu-taniku.hatenablog.com
shokubutu-taniku.hatenablog.com
shokubutu-taniku.hatenablog.com
多肉植物の枯れた葉っぱを取り除く意味
病害虫が原因で枯れてきている場合は、誰もがいち早く、枯れた葉っぱを取り除くはずです。
これは、「それ以上症状を進行させないため」、「まだ元気なほかの部分にうつらせないため」、ですよね。
取り除くのが遅くなればなるほど、症状は進行して、株全体が枯れてしまう・・なんてことになってしまいます。
株の形がいびつになってしまったとしても、葉っぱ1枚しか救えなかったとしても、全滅なんてことは避けたいです。
そのためにも、早期発見が重要になりますので、日々の管理が大切といえます。
先に書いたように、自然現象としても葉っぱは枯れてきます。
自然現象で枯れた葉っぱを取り除く意味の1つ目は・・
≪病原菌の原因と害虫の発生を予防するため≫です。
これ、けっこう大切。
枯れた葉っぱが株についたままそのまま残っていたり、株から落ちて土の上に転がっていたりしていませんか?
病原菌や害虫、カビが発生する原因にもなりますよ(°□°;)!
カビは夏場に発生しやすくなりますが、病原菌や害虫は今の時期でも油断できません。
今の時期だと、特に、害虫ですね。
さらにいえば、コナカイガラムシです。
暖かいときは新芽とか元気な葉っぱにくっついて吸汁するくせに、冬になるとそれだけではなく、枯れた葉っぱの裏なんかにも集まって、まるで越冬にむけて体を寄せ合っているかのようです。
ムキ~、本当にイラつきます(`◇´)
そのままにしておくと、そこで越冬し繁殖してしまいます。
お店で売られている多肉植物のなかには、枯れた葉っぱがついたまま、土の上に落ちたままにされているのを見たことありませんか?
専門店などでは、そういった管理もきちんとされているところも多いですが、ホームセンターやスーパーの園芸コーナーでは、ちょいちょい目にします。
『手がまわらないんだろうなぁ・・』とは思いますが、コバエが飛んでいたり、カビが発生していることもあります。
まぁ、そこまでになっているところは特殊だと思います・・
私がたまにいくホームセンターはそんな状態になっていることも・・
自然現象で枯れた葉っぱを取り除く意味の2つ目は・・
≪見映え≫です。
先ほど同様、お店で売られている多肉植物のなかには、枯れた葉っぱがついたまま置かれていることもあります。
・・あんまり、見映えがよくないかんじがしませんか?
“商品”である以上は、見映えよくしていたほうが、売れやすいと思うのですが・・
自分の多肉植物についても、愛でるうえで、見映えって大切じゃないかなぁと、私は思います。
さいごに
多肉植物が枯れる原因と、枯れた葉っぱを取り除く意味の重要性を書いてみました。
私も他人のことはいえません・・(^x^;)
今回紹介した「アルサック」は、あんなことになってしまっていましたが、基本的には、枯れ葉を見つけるとすぐに取り除くようにしています。
枯れ葉を取り除くと、そのぶん、風通しがよくもなります。
それだけでも、病害虫の予防対策になりますよ!