自然に育った多肉植物は季節も水やりも気にしない
多肉植物は種類によってタイプを大きく3つ(春秋型・夏型・冬型)に分けることができ、生育期と休眠期を気にしながら水やりをしたり、肥料を与えたり、温度管理をしたり・・と、気をつけることがいくつかあります。
気をつけていても、何故だか枯れてきてしまったり、弱っていく姿を目の当たりにすることになったりと、悲しい気持ちになったことはありませんか?
何故?どうして?何がいけなかったの?可愛がっていたのにぃぃぃ・・・
私は何度かそんな思いをしてしまいました・・多肉ちゃんゴメンね・・
そんななか、勝手に根付いたものの強さを思い知らされることもあります。
多肉植物を放置すると・・
多肉植物のなかでも、子株をたくさんつけて増えるカランコエ属の不死鳥(ふしちょう)。
不死鳥は葉っぱの鋸歯部分(葉っぱの縁に沿ってあり、歯のようにギザギザした凹凸部分)に生長点があり、そのひとつひとつに子株が出てきてどんどん増えていきます。
それが勝手に地面に落ちて勝手に根付いて勝手に増えていっています。
この写真とは少し離れた場所にまで転がっていったのか、根付いて育っています。
ツヤがあって元気ですが、緑色が勝っています。
続いてこちらの写真。
エケベリア属の銀明色(ぎんめいしょく)とその他いろいろです。
雑草やコケ、シダ類と共存・・土は湿り気があるといえます。
小さめの葉っぱがポロポロっと落ちてしまい放置していたところ、可愛く育っています。
銀明色はとても丈夫で増やしやすい種類のひとつで、花も咲かせやすいため、初心者には育てやすい多肉植物です。
多肉植物が勝手に生えてきた・・
こちらの写真 ↓
セダム属のマンネングサです。雑草と共存・・
調べたところ、「モリムラマンネングサ」か「メノマンネングサ」ではないかなと思います。
名前がハッキリしないのは、購入してきたものではないからです。
勝手に生えてきて勝手に増えてきました。
どこかから種か葉っぱなんかが飛んできて自生したのか・・靴とか服にくっついてきたものなのか・・気づくと生えてきて、今では庭のあちこちに広がっています。
こんなことってあるのですね。
このマンネングサだけに限らず、植えたはずのない花が咲いたり、木が伸びてきたり・・
おそらく鳥の仕業でしょう。フンに混じってタネが落とされた・・
鳥のフンは嫌だけど、見たことのない植物がいつの間にか増えていると若干嬉しい。
手をかけすぎると逆効果?勝手に根付いたものは強い!
今、紹介した多肉植物は3種類(不死鳥・銀明色・マンネングサ)ですが、他の種類の葉っぱや茎が落ちてしまったものもいくつか放置しています。
そして、新芽が出てきているものがちらほら・・
またの機会に紹介したいと思います。
この勝手に根付いた多肉植物たちですが、水やりもせず肥料も一切与えていません。
天の恵み(雨)だけです。
梅雨の長雨時期もこのまま、真夏の直射日光もこのまま、冬の冷風にもさらされたまま、雪や霜もかぶります・・
だけど、弱った感じもなく生長。
もともと育てやすい種類の多肉植物たちなので、勝手に根付いたものは自然化してさらに丈夫な株に育っただけかもしれませんが、鉢で育てているものよりもイキイキしている感じすらします。
なにより、手がかからないというのがスゴイ。
本当に完全にほったらかしです。
さいごに
手をかけて育てている多肉植物でも枯れてしまうことがあるのに、ほったらかしで元気に育ってくれている多肉植物もいます。
ですがやっぱり、手をかけることにはかけたほうがいい、安全だと思います。
水やりのペースや温度管理はやっぱり大切だといえますので、基本的にはその種類に合った育て方を守って管理してくださいね。