カランコエ属『福兎耳(ふくとじ)』の切り戻し剪定と植えつけ
ふわふわ多肉のカランコエ属「福兎耳(ふくとじ)」は、別名「白雪姫」といいます。
「〇兎耳」という和名なので、カランコエ属の代表格「月兎耳(つきとじ)」の仲間や変種かと思いきや、別物です。
「月兎耳」と同じく、「福兎耳」も兎(うさぎ)の耳のような見た目の葉っぱなので、そういう和名がついたのだと思われます。
お店によっては、「ウサギの耳」という名札で売られていることも。
「ウサギの耳」という別名は、「月兎耳」のものです。
こういう混同から、「福兎耳」は「月兎耳」の変種・・といわれることにつながっていそうです。
人気の「アニマルシリーズ」の仲間であることには間違いない!
カランコエ属「福兎耳(ふくとじ)」も、文句なしにかわいい!
カランコエ属「福兎耳(ふくとじ)」の剪定と植えつけ
カランコエ属「福兎耳(ふくとじ)」は夏型タイプの多肉植物なので、春に剪定するほうが理想的です。
しかし、10月の中頃くらいまでならまだ大丈夫。
私の「福兎耳」は、ヒョロロと徒長して鉢が倒れやすくなってしまったので、おもいきって剪定することにしました。
本当は9月中にしようと思っていたのですが、なかなか手がつけられず、10月入ってすぐにすることに・・
剪定した頭部分は、100円ショップのアウトドア売り場で購入した網に挿して、切り口を乾かしました。
写真の右側にひとつポロンと写っているのは一緒に剪定した「アナカンプセロス属 桜吹雪」です。
この子もかわいい子なので、また紹介したいと思っています。
剪定から1週間くらい放置したあと、植えつけました。
素焼きのデザイン鉢です。
素焼きなので、ずっしりとした重量感あるキレイな鉢。
いい感じだと思います。
カランコエ属「福兎耳(ふくとじ)」の基本情報
ベンケイソウ科カランコエ属 福兎耳(Kalanchoe eriophylla)
タイプ:夏型
夏が生育期で、暖かくなる春真っ盛りから秋の中頃くらいまで生育します。
なので、暑さには強いですが、真夏の強い直射日光に長時間当たりつづけると、葉焼けを起こしてしまうことがあります。
葉焼けは火傷(やけど)と同じなので、ひどい場合は傷跡が残ります。
全身毛で覆われているので、梅雨の長雨時期は長時間雨ざらしにならないようにしてあげます。
日光が大好きなので1年通して外管理でかまいませんが、休眠期の冬の寒さは苦手です。
5度を下回る日が続くようなら、ビニールやダンボールなどで囲いを作ってあげるか、屋内に入れてあげましょう。
霜や雪がかかったり、冷気にさらされたりすると弱ってしまいます。
◆カランコエ属の詳しい育て方や「月兎耳」の変種についてはこちらで紹介しています ↓
shokubutu-taniku.hatenablog.com
さいごに
カランコエ属「福兎耳(ふくとじ)」は、葉挿しでも増やすことができるようですが、私はまだやったことがありません。
見た目は同じような「月兎耳」と違い、葉っぱがポロっと“のく”ということはありません。
葉っぱのつき方が違います。
こういうところからも、「福兎耳」と「月兎耳」は『別物である』といえます。