多肉植物いやされ生活

見ているだけで気持ちが落ち着く。かわいいかわいい多肉植物!

葉っぱの色が魅力的な多肉植物『クロコダイル』の基本情報や育て方

クレムノセダム属の「クロコダイル」は、太い茎が茎立ちしやすく、小さな木のように生長していきます。

小さく育てたいときは、伸びてきたら切り戻し剪定して、伸びないように育てるといいでしょう。

コロンとした葉っぱは、通常は濃い緑色ですが、紅葉すると深い赤色に染まっていきます。

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(下のほうに写っている茎は、先っぽが枯れていたので切り取った茎です。)

 

クレムノフィラ属とセダム属(マンネングサ)との属間交配種。

 

検索しても、情報が、ほぼない・・

なので、私が育てている上だけでの、感想を書きます。

基本的にはセダム属と同じです。

 

[↻ 2023.07.31 記事更新]

 

クレムノセダム属「クロコダイル」の基本情報

ベンケイソウ科クレムノセダム属 クロコダイル(Cremnosedum ‘Crocodaile’)

原産地:メキシコ

タイプ:春秋型

 

生育期は、春と秋。

夏と冬は休眠期となります。

 

1年通して外管理でかまいませんが、梅雨時期と真夏、真冬の管理には気をつけます。

 

梅雨の長雨時期は長期間雨ざらしにならないように気をつけましょう。

鉢の中の土が長い期間湿った状態がつづくようだと、弱ってしまうこともあります。

真夏のジリジリとした強い直射日光が長時間当たり続けるところは避けたほうがいいでしょう。

1日中強烈な直射日光が当たり続けないところや明るい日陰に移動させるか、遮光シートなどで調節してあげます。

 

冬の寒さにはわりと強いようにかんじます。

しかし、霜や雪がかかったままになり凍結してしまうと、枯れてしまうのではないかと思います。

ビニールやダンボールなどで囲いを作ってあげるか、屋内に入れてあげるのが無難でしょう。

 

私は西日本で、雪も滅多に降らない環境なので、1年通して外管理。

ですが、梅雨時期や冬の夜は、簡易ビニールハウスに入れています。

 

多肉植物の置き場所について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の置き場所~ポイントは日当たり・風通し・温度~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

クロコダイルの育て方~植え替え・用土・水やり肥料・増やし方・病害虫~

クロコダイルの植え替え時期と方法は?

植え替えは2~3年に1回。

適期は生育期の春と秋。

 

植え替えする数日前から水やりはストップして、土が乾燥した状態にしておきます。

同じ鉢もしくはひと回り大きい鉢に植え替えます。

 

古い土を3分の2くらい落として、古い根っこは取り除き、伸びすぎている根っこは清潔なハサミでカットします。

カットした場合は、切り口が乾くまで乾燥させましょう。

 

(1)鉢底石を入れる(鉢底穴が大きい鉢のときは鉢底ネットを置いてから)

(2)用土を鉢の3分の1くらいまで入れる

(3)株が鉢の真ん中にくるように、根っこが広がるように、植えつけていく

(4)根っこの間にしっかり土が入るように入れていく

   ※ピンセットや割り箸などで土をやさしく突きながらすると上手くいきます

(5)鉢を地面にトントン当てて土をなじませる

 

植え替え後は明るい日陰に置き、2~3日経ってから茶色い水が鉢底から流れ出なくなるくらいまで水やりします。

最初の水やりが終わって1週間くらい経ってから、今までの置き場所に戻し、今までの管理方法を続けましょう。

 

多肉植物の植え替えについて詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の植え替え ~適した時期と方法~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

クロコダイルに合うのはどんな用土?

水通り・水はけのいい土を使います。

市販の『サボテン・多肉植物の土』をメインに、赤玉土(小粒)や鹿沼土(細粒~小粒)を配合したものや、砂や軽石を混ぜてもいいでしょう。

多肉植物専用用土だけでもかまいません。

 

多肉植物の土について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の基本的な育て方~合う土、合う鉢、便利用具~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

クロコダイルの水やりと肥料はどうすればいいの?

生育期の春と秋は、土の表面が乾いて2~3日経ってから鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげます。

肥料は、お持ちの液体肥料のパッケージに記載されている希釈率よりも薄めたものを、2週間に1回程度与えます。

 

夏と梅雨時期の水やりは控えめに、土の表面が乾いて1週間くらい経ってから、鉢の中の土が完全に乾いていることを確認してからあげましょう。

乾かないうちにあげてしまうと多湿になり、根腐れの原因になります。

水をあげるときは、鉢底から流れ出るくらいたっぷりすることで、土の中にたまった老廃物や雑菌を洗い流し、土の中の風通しがよくなります。

夏の水やりは、気温が落ち着いてくる夕方以降にあげます。

肥料は一切与えなくてかまいません。

 

冬の水やりは控えめに月1~2回程度、水の量も控えめにあげます。

冬の水やりは、晴れた日の午前中から日中の暖かいときにかけてあげましょう。

肥料は一切与えなくてかまいません。

 

多肉植物の水やりと肥料について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の水やりと肥料の与え方 - 多肉植物いやされ生活

 

 

クロコダイルを増やすにはどうすればいい?

「挿し木・挿し芽」「葉挿し」で増やすことができます。

適期は生育期の春と秋。

 

「クロコダイル」は茎が伸びやすいので、「挿し木・挿し芽」をする場合は、伸びている茎や脇芽を切り取り、風通しのよい明るい日陰で切り口を乾燥させてから新しい土に植えつけます。

このとき、土に挿すところに葉っぱがついているようなら、丁寧にもぎ取って葉挿しにしましょう。

2週間くらい経ってから、水やりをして日当たりと風通しのよい場所に置きます。

元株のほうは切ったあと数日間、風通しのよい明るい日陰に置いてあげ、水やりは通常通りします。

 

「葉挿し」の場合は、新しい土の上に葉っぱを置いておくだけです。

適期以外でも、のいてしまった葉っぱがあれば土の上に置いておきましょう。

根っこがでてきたら、根っこに土をかけ、霧吹きや水差しで根っこ部分に水やりをします。

親葉がなくなれば、日当たりと風通しのよい場所に置き、1つの新しい株として管理していきます。

 

多肉植物の増やし方について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物の増やし方~株分け・挿し木芽・葉挿し・胴切り~ - 多肉植物いやされ生活

 

 

クロコダイルがかかりやすい病気や害虫は?

水のあげすぎなどで起こる根腐れに気をつけましょう。

害虫は、コナカイガラムシがつくことがあります。

 

多肉植物の病害虫について詳しくはこちらも参考にしてみてください ↓

多肉植物にやってくる害虫と、かかりやすい病気!駆除と対処の方法 - 多肉植物いやされ生活

 

 

 

さいごに

クレムノセダム属「クロコダイル」は、セダム属が交じっているので、丈夫は丈夫です。

ただ、純粋な(?)セダム属と比べると、成長はのんびり。

ワサワサ増えて困る・・ということはありませんので、じっくり楽しめます。

 

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この画像は、3月下旬に植え替えしたときのもの。

株をしっかり安定させるために、ビニール紐で株と鉢を固定させています。

 

この枝振り(茎振り?)に、うっとりです。

本当は盆栽用の鉢に植えつけたかったのですが、このコに合う鉢になかなか出会えず・・

土が固くなっていたため、もともとの鉢に植えつけました。

理想の鉢に巡り合いたい・・